双極性障害(躁うつ病)で入院していたときのこと

入院生活のこと

躁うつ病の症状がひどくなってから外来では生活が困難となり、入院することになりました。

 

入院先の病院は精神科専門でベッド数も200以上もある比較的規模の大きな病院でした。患者の症状に応じて病棟の様子も異なり、通常の内科や外科の病院とは違っていました。
1病棟は開放病棟、2病棟は準開放病棟、3病棟は男性用閉鎖病棟、4病棟は女性用閉鎖病棟となっています。開放病棟は最も症状が軽い患者向けで、自由に外出することができます。準開放病棟は次に症状が落ち着いている患者向けで、一部の症状が軽い人は外出が許可されます。閉鎖病棟は重度の症状の患者向けで、外出することはできません。

 

私は準開放病棟に収容されました。入院といっても精神科での治療は規則正しい生活をして正しく服薬しながら他の患者さんと触れ合いコミュニケーションを取るなかで症状を改善していくのが、精神科での入院治療の中心となります。点滴や注射を受けるようなことなどありません。看護師の対応も厳しく、昼間にベッドに寝ていると、すぐにたたき起こされます。

 

朝6時に起床して7時に食堂に全員集まって朝食、その後病棟内の掃き掃除を行った後廊下に出てラジオ体操、12時に昼食を摂り、6時に夕食、そして夜9時に眠剤を飲んで就寝という生活です。
カミソリなどの刃物は自殺などの危険もあることから詰所預かりとなり、毎朝看護師さんから借りて髭を剃ることになります。また携帯電話の使用も日中だけで、夜間はやはり詰所に預ける形となります。入浴は1日おき、そして衣類などの洗濯は自分で洗濯板を利用して手洗いしていました。

 

とにかく毎日がとても退屈で1日が長く感じられますが、私は囲碁が好きでしたから他の患者さんと毎日囲碁をしながら過ごしていました。また編み物ができる女性の患者さんに教わりながら、マフラーを編んだりしていました。このような入院生活を経て症状が軽減された私は、入院して約1か月後に退院することができました。

 

しかし躁うつ病の辛い症状との戦いは、まだまだこれからでした。
囲碁

 

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