双極性障害の薬について

服薬について

私は初診でうつ病と診断されて以来約4年間、抗うつ薬と睡眠薬を服用する毎日を送っていました。
しかし服用して2年ほど経つと、不眠であることは変わりないのですが、次第に気分の落ち込みはなくなり、むしろちょっとしたことでイライラしたり気分が高揚して多弁になるなど、今思えばうつ病とはちょっと違うような症状となっていました。しかし精神科での診察でも相変わらず抗うつ薬と睡眠薬の処方が続いていました。私自身も自分はうつ病だと思い込んでいまし、躁うつ病などという病気など全然知識がありませんでしたから、医師の指示に従って薬を服用し続けていました。

 

症状としては時に気分が落ち込み毎日睡眠薬なしには眠れないとうほか、逆にイライラしたりすることが多かったのですが、抗うつ薬としてトリプタノール、セパゾン、トフラニールなど、抗うつ薬を多種にわたって試していました。また不眠が強かったので、最初は比較的軽い睡眠薬であるデパスでしたが、後にもっと強い催眠作用のあるベゲタミンなどの処方へと移りました。
夜は睡眠薬のおかげでなんとか眠れるようになったものの気分の不安定な症状が一向に改善されないために精神科も複数通いました。しかしやはりうつ病との診断で抗うつ薬と睡眠薬のみの処方が続きました。

 

ところが入院して最初の診察で躁うつ病と診断されてからは、薬は一変しました。

 

治療薬の主体は炭酸リチウムとなり、抗うつ薬の処方はなくなりました。
症状としてはうつの逆である躁の状態ですから、もはや抗うつ薬は必要ないと判断されました。炭酸リチウムは躁になるのを防ぐ薬で、また軽いうつ状態にも効く薬です。躁になるとその反動でうつ状態に陥る危険があります。
毎日炭酸リチウムを毎日規則正しく服薬して、血中のリチウムの濃度を半年に一度程度採血して調べます。こうすることでリチウムの血中濃度をある一定量保つことで躁うつ病の症状を抑えます。うつ病とは異なり躁うつ病はまず障害完治することが望めません。
そのため2週間毎に精神科で診察を受けて、炭酸リチウムなどの薬を飲み続ける必要があるのです。

 

現在では炭酸リチウムを1日3回毎食後に服用しますが、就寝前には炭酸リチウムのほかに気分安定薬であるデパケン、躁にもうつにも聞く抗精神病薬のジプレキサ、それに睡眠薬としてデパスとロヒプノールを服用しています。

 

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